*

小寒〜年初めには美味しい抹茶をいただきたい。〜:季節のお茶

公開日: : 最終更新日:2015/01/14 季節のお茶

抹茶

小寒(しょうかん)とは

二十四節気の第23。

二十四節気とは・・・1太陽年を日数(平気法)あるいは太陽の黄道上の視位置(定気法)によって24等分し、その分割点を含む日に季節を表す名称を付したもの。二十四気(にじゅうしき)ともいう。太陰太陽暦において月名を決定し、季節とのずれを調整するための指標として使われる。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E5%8D%81%E5%9B%9B%E7%AF%80%E6%B0%97

現在、だいたい1月5日ごろか1月6日ごろとされています。
期間としての意味は、1月6日~1月19日まで。

暦の上で寒さが最も厳しくなる時期の前半。次の期間は「大寒」となります。
この日から節分(立春の前日)までを「寒(かん。寒中・寒の内とも)」と言われており、この日を「寒の入り」とも言う。
暦の上では冬の寒さが一番厳しい時期となります。
だから、この日から「寒中見舞い」を出し始めるのです。

七十二候(しちじゅうにこう)

七十二候とは、古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっている。中には、「野鶏入水為蜃」(キジが海に入って大ハマグリになる)のような実際にはあり得ない事柄も含まれている。古代中国のものがそのまま使われている二十四節気に対し、七十二候の名称は何度か変更されている。 日本でも、江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって日本の気候風土に合うように改訂され、「本朝七十二候」が作成された。現在では、1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われている。俳句の季語には、中国の七十二候によるものも一部残っている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%83%E5%8D%81%E4%BA%8C%E5%80%99

初候
芹乃栄(せり すなわち さかう) : 芹がよく生育する(日本)
雁北郷(かり きたにむかう) : 雁が北に渡り始める(中国)

次候
水泉動(すいせん うごく) : 地中で凍った泉が動き始める(日本)
鵲始巣(かささぎ はじめて すくう) : 鵲が巣を作り始める(中国)

末候
雉始雊(きじ はじめて なく) : 雄の雉が鳴き始める(日本)雊は{句隹}
野鶏始雊(やけい はじめて なく) : 雄の雉が鳴き始める(中国)

お正月のお茶菓子、花びら餅。

正式には菱葩餅(ひしはなびらもち)といいます。
ごぼうと白味噌餡とピンク色の餅を、餅もしくは求肥で包んだ和菓子です。通称花びら餅。平安時代から600年宮中のおせち料理の一つと考えられてきました。明治時代に裏千家家元十一世玄々斎が初釜のときに使うことを許可され、新年のお菓子として使われるようになり、全国の和菓子屋でも作られるようになったそうです。当初はごぼうが2本だったようですが、現在では1本のものが主流です。

花びら餅と抹茶 出典:http://cookpad.com/

花びら餅と抹茶 出典:http://cookpad.com/

うっすらと薄いピンク色が美しいお正月のお菓子は、 裏千家のお茶室で出される格式の高いお菓子です。年末から、お正月にかけてしか販売されれいない所が多い、この時期だけの特別なお菓子なんですよ。

新年のスタートには美味しい抹茶を。

寒の入りが始まり、寒中見舞いを送る季節になりましたが、年末年始の慌ただしさがひと段落したこの季節。
まだまだ寒い季節ですが、冬至を超え、少し太陽が元気に感じるのは私だけでしょうか?
新年の幕開けですから、ちょっと贅沢なお茶でスタートが切りたいですよね。
贅沢なお茶と言えば、抹茶。
特に、この季節ではお茶室で飲みたい。
畳に座っていただきたいですね。

関連記事

穀雨 | 八十八夜はちょうどこの季節。お茶が一番美味しい季節。

穀雨は緑が生き生きとしている、目に優しい季節。 太陽黄経が30度のときで4月20日ごろとされていま

記事を読む

雨水 〜歩くと春の匂いを感じる季節〜

雨水とは、春の訪れを感じられる季節 雨水は現在、だいたい2月19日頃とされています。 期間として

記事を読む

啓蟄(けいちつ)〜朝のつらさも、やわらぐ季節。〜

啓蟄とは冬籠りの虫が這い出る季節 啓蟄は現在、だいたい3月6日頃とされています。 期間としての意

記事を読む

立春 〜春の始まりは八十八夜へのカウンドダウン〜

立春とは春の始まり 立春は現在、だいたい2月4日頃とされています。 期間としての意味は、2月4日

記事を読む

清明 花々が咲き乱れる季節。桜の下で美味しいお茶を飲みましょう!

清明は様々な花が咲き、清々しく明るい季節。 太陽黄経が15度のときで4月5日ごろとされています。

記事を読む

大寒 〜一番寒いこの季節に一番美味しいお茶はやっぱりコレ!〜:季節のお茶

大寒(だいかん)とは 二十四節気の第24。 二十四節気とは・・・1太陽年を日数(平気法)ある

記事を読む

春分 〜一年の節目。終わり、そして始まる季節。〜

春分は、夜と昼の長さが同じになる季節。 春分は現在、だいたい3月21日頃とされています。 期間と

記事を読む

Message

極濃シリーズ第3弾
抹茶が濃ぉ〜い!利休園の極濃シリーズ

成熟玉露のギフト
お歳暮に喜ばれる利休園の玉露ギフト

お茶の福袋発売開始!

一年に一度のお得な福袋が発売開始! 京都利休園が好きな方も、初めての方

お茶の旨味と渋みのバランスを整える「湯冷まし」

お茶でわかる会社の品格 ~お茶を美味しく入れるには温度が大切~

お茶に使う水の選び方

お茶でわかる会社の品格 ~煎茶には日本の水道水がベスト~ 水道

お茶でわかる会社の品格

お茶でわかる会社の品格  ~美味しいお茶の淹れ方 煎茶編~

全国で発売!抹茶味の信玄餅アイスバー

"ガリガリ君"で有名な赤城乳業と"桔梗信玄餅"で有名な桔梗屋コラボ商品

→もっと見る

PAGE TOP ↑